2014/04/30

最良選択問題の衝撃

ふと、高校の数学でやった、最良選択問題を思い出した。

■最良選択問題
会社が新卒を1人雇いたいので、以下の条件で10人の候補者と順次に面接をする。この時、どうすれば最良の候補者を選ぶことができるか。

条件1:面接は一人ずつ行う。
条件2:面接後、その応募者を採用するか否かを即座に決定しなければならない。
条件3:採用した場合は、残りの候補者の面接は行わない。

解答は「最初の4人(≒3.67人)は見送り、それ以降に面接した応募者がそれまでで一番良いと判断したら採用する。」となる。

(証明)http://ja.wikipedia.org/wiki/秘書問題


上記の条件では、どんなにうまくやっても、最良な人を雇える確率は37%(≒1/e)であることが数学的に証明されている。候補者が10人であっても100人であってもだ。

この数字は、とても興味深くインパクトがある。なぜなら、結婚についても同様のことが言えるからだ。厳密な前提条件は異なるものの、面接を交際に、採用を結婚に置き換えてみることで。

あなたは、今の夫(or妻)が自分にとって最良である確率が37%、つまり他にもっと自分に合った人がいる確率が63%と言われたら、どんな反応をするだろうか。