2013/01/27

海外でマンションを買った話


ついに契約完了しました。

上海市普陀区にある環内エリア(東京でいう山の手線の内側)に、
2LDKのマンションを購入しました。

2013年中に、アジア最大の商業施設が、最寄り駅である
曹楊路站(Caoyang Road)の近くにできることもあり、将来性も評価できるかなと。

中古物件だったので、売買に際しては、文化の違いを色々勉強できて、例えば、
「1月にマンションを売ったとしても、10月までは引越しせず住んでいたい。」
みたいな、びっくりする事を言ってくる人もいたり。大変だったけれど、なんとか形になりました。

今後、不動産収入などで会社をやめても、暮らしていけるようになるのか、
あるいは、手痛い火傷をして散財してしまうのか、、、
その試金石となる、という意味では、記念すべき一歩です。


・日本と比較して、契約時に特に印象深かったのは、次の二点。

1点目は、色々なことが話し合いで調整可能であるということ。
例えば、違約金の割合とか、銀行のローン金利までもが交渉できます。
交渉した内容は、あらかじめ用意された契約書に追記していくのですが、
進めていくうちに、余白が追記した文字でいっぱいになってしまいます。
日本では、契約書って、基本的に名前と印鑑を押すくらいしかしないので、
えらい違いがありますね。

2点目は、とにかくお金はいっぺんに渡さないということ。
まあ、気を抜かず、相手を疑うことが大切ってことでしょう。
ここまで確認できたら、いくら払う、さらにここまで確認できたら・・・
といったように、分割して逐次的に渡していきます。

一般的な契約の流れを簡単にまとめると、こんな感じになります。
(不動産価格の50%を銀行ローンでまかなう場合の例)








・以下は、注意すべきこと、気になったことのメモ。

・たまに部屋の電気を勝手に外の電線から引いているケース(違法)があるので、
 購入したら、そうなってないかを先ずチェックすること。

・リフォームする場合は、業者任せではダメ。時々現場に行って、業者が
 手抜き工事していないかチェックが必要。

・リフォームの相場は、2LDKだと大体5万元(≒70万円)くらいらしい。

・リフォームは、コンクリートの壁を壊したり、バルコニーを部屋にしたり、かなり大胆にできる。

・購入したマンションを賃貸として貸す場合、すべてを代行してくれる業者が
 いるので、信頼できる業者がいれば、活用できると効率的。

・小さな子供がいる家族には貸さない。子供は何をするか分からないし、
 窓から落ちたなどの事故があれば、家主が訴えられる可能性もある。

・地方からの出稼ぎ労働者などが、定員オーバーじゃんってくらい、
 大勢で住もうとするケースがあるので、そういう人には貸さないように注意。

・日本から中国への送金は、一年で五万ドルまでと制限されているので注意。

・インカムゲインは、東京が5%位に対し、上海は3%位と低い。ただ、東京ばかりに
 マンションを持っていると、地震が来たら一貫の終わりだから、リスク分散する意味はある。


しばらくは様子を見て、順調そうなら、
次は、ベトナムかシンガポールを検討したいと思います。